東ソーとオルガノは「環境修復エンジニアリング」事業を目的とする合併会社『環境テクノ株式会社』を本年4月1日に設立する。 環境事業は、世界的な環境保全に対する種々の取り組みの中で、大きな市場を形成しつつあり、今後マーケットの拡大が予想されている。 新会社は環境修復に関するコンサルタント・工事・モニタリングなどを中心に事業を進め、その他の環境事業分野へも幅広く展開して行く。
両親会社は、従来より環境事業に積極的に取り組んでおり、東ソーは
- ゼオライトや水処理剤ポリ塩化アルミニウム、また薬剤による飛灰処理等、無機・有機化学に関わる研究・開発、事業実績
- セメントプラントにおける廃タイヤ処理、また有機系廃液燃焼炉による廃棄物処理
- 高速液体クロマトグラフ(分離・分析装置)の開発、分析技術 等
また、オルガノは
- 有機塩素化合物汚染による土壌・地下水浄化等の環境修復処理
- 超臨界水酸化技術による難分解性有機物処理、下水汚泥の資源化等の廃棄物処理
- その他 排水処理・回収を含めた環境保全装置全般の研究・開発、事業実績 等
多岐にわたる事業実績を有している。新会社はこれらの技術的背景が相補的に結びつくことにより、環境事業の展開に対して相乗的な効果が期待できる。また両社は、今後もお互いの強みを活かした事業戦略を策定し総合力を強化して行く。
会社の概要
社 名 環境テクノ株式会社
社 長 川端藤一郎(1997年4月1日付)
設立日 1996年4月1日
資本金 2,000万円
出資比率 東ソー;50%、 オルガノ;50%
所在地 東京都文京区本郷5-5-16 03(5689)3151
人 員 約20名
初年度売上高 約10億円