1996.04.11

ニュースリリース

塩化ビニルモノマー(VCM)プラントの増強工事完工について

昨年5月に着工した南陽事業所の第二VCMプラント第一期工事(年産能力30万トン)がこのたび完工、5月末よりの営業運転を目指す。
 更に四日市事業所のVCMプラントは現在実施している定期修理(4月18日終了予定)にあわせて2万トンのデボトルネッキング(手直し増設)を行い、年産能力を24万トンとする。これにより当社のVCM生産能力は年産80万トン(南陽事業所;56万トン、四日市事業所;24万トン)となる。
 また今回の南陽事業所の第二VCMプラントは年産50万トン含みで設計されており、時期をみて年産20万トン増強の第二期工事を実施する。この結果、当社としてのVCM生産能力は年産100万トンとなる。

 当社は、港湾設備、自家発電設備といった強力なインフラ基盤を背景に、電解(苛性ソーダと塩素)、VCM、塩化ビニル樹脂(PVC)とつながるビニル・チェーンを構築、国際競争力を有するコアビジネスとして更に強化・拡充して行く。