東ソーは、このたび、南陽事業所で製造している苛性ソーダ、塩酸、塩ビモノマー等の製品について英国審査登録機関であるBVQIによるISO9000シリーズの審査に合格、その結果、全事業所・工場で製造している全60製品についての認証取得を完了した。
東ソーは、南陽事業所、四日市事業所、富山工場、東京研究センターにおいて基礎化学品、石油化学製品、ファイン・スペシャリティ製品等を製造しており、93年に南陽事業所で合成ゴム、アミン及びアミン系触媒、有機中間体製品群について認証を取得して以来、95年には四日市事業所で国内で初めてエチレン、プロピレンの認証を取得するなどISO審査登録の活動を積極的に行ってきた。そして、今回の認証取得により、同社で製造している全60製品について認証取得を完了したことになる。
また、光磁気ディスクやスパッタリングターゲット等の電子材料部品、電解二酸化マンガン等を製造している東ソーの製造子会社でも、既に24品目の製品について認証取得を終えている。
したがって、東ソーが製造販売する84製品について国際規格に基づく品質保証体制が整備され運用されることになり、全製品のISO9000シリーズ認証取得という当初目標が達成されたことになる。
東ソーはレスポンシブル・ケア(RC)活動を積極的に推進しているが、ISO9000シリーズをベースにした品質保証活動や製造物責任法への対応業務をRC活動の重要な一領域と位置づけて取り組んでいる。また、全事業所・工場で環境管理システムであるISO14000の認証取得活動も進めている。