東ソーは、光磁気ディスク事業からの撤退を決めるとともに、当社の100%子会社で、光磁気ディスクの製造を行なう東ソー・エレクトロニクスを本年5月末を目処に解散することとしました。
東ソーの光磁気ディスク事業は、1992年の事業開始以来、市場の拡大に伴い年産能力800万枚体制を確立するまでに至りました。
しかし、事業環境は厳しく、これまで設備投資や合理化により、収益改善を行ってきましたが、これを上回る製品価格の下落により収益性が改善せず、また、今後も新しいメディアの登場などにより更に事業環境が厳しさを増すことが予想され、今回の決定となりました。
なお、東ソー・エレクトロニクスの解散に伴い、約20億円の損失発生が見込まれますが、通期業績予想については、その変更はありません。
東ソーは、現在、事業構造改革を強力に推進しており、あらゆる角度からの収益向上に取組んでいますが、今回の事業撤退もそれに基づくものです。
【 東ソー・エレクトロニクス株式会社 概要 】
本社 東京都港区芝三丁目8番2号
設立年月日 1985年6月21日
社長 福田 三寿(東ソー 理事 光メディア事業室長)
資本金 1,500百万円
事業内容 光磁気ディスクの製造・販売
売上高 2,756百万円(2000年3月期)