2006.01.04

ニュースリリース

社長年頭挨拶(1月4日、東ソー本社での年頭訓話から抜粋)

あけましておめでとう。皆さんや皆さんのご家族にとって、今年も幸多い年でありますよう願っております。
 
当社は幸いにして創立70周年である2004年度を大幅な最高益更新で飾ることができた。しかし「第三次オイルショック」とも言うべき原燃料価格の高騰・高止まりは依然として続いており、これに加えアジア市況の軟化傾向も国内素材産業の収益を圧迫しつつある。当社は目標とする企業イメージとして豊かな収益力を持つ企業を掲げ、「最悪な経済環境においても、売上高経常利益率が5%以上であること」を目標としており、各事業領域において引き続き、より一層の事業基盤強化を図っていく必要がある。

今年の取り組むべき経営課題としては、まずスペシャリティ事業領域における新たな成長戦略の策定である。将来大きく成長し、高収益をもたらす可能性のあるスター的な商品群を創り出すことが非常に重要となっている。もう一つの重要な課題は、「ビニル・イソシネート・チェーン」の更なる事業拡大・強化に向けた次のステージのアクションプランの策定・推進である。出来るだけ早く各設備の最適プロセス、規模、完工時期、資金調達方法等の最終決定を行ないたい。

以上のように当社が抱える課題は多く、今年は正念場を迎えるということになる。基本的には各事業部門はそれぞれ望ましい方向に成長してきており、将来大いに期待が持てる状況にあると思う。各自課題に果敢に挑戦し、東ソーの成長を目指し、今年一年元気に明るく頑張ろう。