2006.12.20

ニュースリリース

合成ゴムの生産能力を増強

-ポリマー事業の更なる強化を目指して-

東ソーはこの度、南陽事業所において、年産3万トンの生産能力を有する合成ゴムの一種であるクロロプレンゴム(商品名:スカイプレン、以下CR)の製造設備を増強することを決定しました。本年12月に着工、2007年7月の完工を予定しており、これにより生産能力は現在の年産3万トンから年産3万4千トンとなります。投資金額は約10億円。

CRは、耐侯性、耐油性、難燃性などに優れた特殊合成ゴムで、自動車部品、各種工業部品、接着剤など広い分野で使用されており、最近では特に自動車部品用途などの需要増や海外メーカーのプラント閉鎖などの影響により需給がタイト基調で推移しています。また脱溶剤などの環境対応の動きの中で接着剤分野のラテックスグレードの今後の需要拡大も見込まれています。

東ソーは、ポリマー事業において、IT、医療、自動車等の用途に向けて、各製品群の機能化、特殊化を推進しています。ポリエチレンではLDPE、EVA事業を核にして、重合・触媒技術を更にブラッシュアップした新規ポリエチレンによる付加価値アップを目指し、又機能性ポリマーでは、1.CR、CSM(クロロスルフォン化ポリエチレン)2.PPS樹脂、3.ペースト塩ビ樹脂、4.石油樹脂、5.メルセン等の各製品において、用途開発・能力増強を含めた、一層の強化・拡大を図ります。