2007.04.02

ニュースリリース

社長入社式挨拶(4月2日、東ソー本社での訓辞から抜粋)

東ソー株式会社 入社式
日時:2007年4月2日(月)10時より
場所:本社(東京都港区)にて
土屋 隆 社長の訓辞(要旨)

産業人としてのスタートおめでとう。皆さんは、これまで親、友人、恩師などに育まれ、20年間以上にも及ぶ長い成長の期間を経て、いよいよ産業人のスタートをこの東ソーで切ることになった。今度は更に勉学に励み、「産業の発展、特に化学産業の発展に大いに貢献できる産業人」となることを期待する。

当社は1935年2月11日に設立され、本年2月に創立72周年を迎えた。私が入社した1965年からは、既に42年が経過していることになる。この約40年間の当社の変化をみると、当時の売上高は約150億円から、2006年度予想は5,250億円、実に約35倍と、常に変化にチャレンジしながら発展しており、現在の売上高の90%はこの40年間に新たに加わった製品群である。

この変化の流れは今後さらにスピードアップされていくだろう。「良き産業人」となるために、「貪欲に知識を吸収すること」即ち「学問に励むこと」が必須の条件となる。例えばこれまで専攻分野が自然科学系の人は、物理学、電気工学や機械工学のみならず社会科学や人間科学などを、社会科学系の人は法律学や経済学のみならず自然科学や人間科学など、これまでと違った未知の分野の勉学にも挑戦し、ものを見る視野を広げ、各々のレベルアップを図ってもらいたい。

 これからの変化に富む化学産業においては、より多くの知識を吸収し、その知識を現場に活かしつつ、進化してゆく人々にのみ、大きな可能性が開かれると言えよう。「今日から心豊かに自分を磨き、自己を創造している産業人」になることを期待する。