2008.01.04

ニュースリリース

社長年頭挨拶(1月4日、東ソー本社での年頭訓話から抜粋)

あけましておめでとう。皆さんや皆さんのご家族にとって、今年も幸多い年でありますよう願っております。
 
めぐり来る日本の四季と違い、原油高騰の波は5年間で大波となり、この流れは、いまやあらゆる鉱産物から農産物まで及び原材料の高騰を招いている。これに米国のサブプライムローン問題や建築基準法改正をきっかけとした住宅着工の減少が加わり、国内景気は下振れの様相を呈してきた。当社は目標とする企業イメージとして豊かな収益力を持つ企業を掲げ、「最悪な経済環境においても、売上高経常利益率が5%以上であること」を目標としているが、各事業領域において引き続き、より一層の事業基盤強化を図っていく必要がある。

今年の取り組むべき経営課題としては、第一の課題は、今年より営業運転に入る「第二期ビニル・イソシアネート・チェーン」増設プラントの早期戦力化である。安全・安定操業が大前提となるが、グループの総力を結集し、将来に向けての発展の礎を築きたい。第二の課題は、昨年10月に順調にスタートを切ったSAP新システムの有効活用である。最後に第三の課題は、将来を担う「機能商品」事業の更なる強化・育成が挙げられる。厳しい事業環境においても不況抵抗力の強い機能材料部門の事業に大いに期待したい。

以上のように当社が抱える課題は多く、厳しい念頭の辞になったが、冬は耐えながら成長し、そして麗らかな春を迎えられるように、東ソーの更なる成長を目指し、各自課題に果敢に挑戦し、今年一年元気に明るく頑張ろう。