2009.01.05

ニュースリリース

社長年頭挨拶(1月5日、東ソー本社での年頭訓話から抜粋)

 あけましておめでとう。皆さんや皆さんのご家族にとって、今年も幸多い年でありますよう願っております。
 
 米国発のサブプライム問題がリーマン・ショックを機に表面化し、金融危機が世界中に波及、一気に実体経済まで悪化して世界同時不況と言われる状態になった。極めて短期間のうちに企業を取り巻く事業環境は一変している。当社の経営目標である「最悪な経済環境においても、売上高経常利益率が5%以上であること」が、残念ながら2008年度は未達となる見込みである。しかし、この厳しい事業環境は当社の実力を試すことが出来る絶好のチャンスと考え、各事業領域においては引き続き、より一層の事業基盤強化を図っていく必要がある。

 今年の取り組むべき経営課題としては、私たちの企業イメージである「豊かな収益力を持つ企業」への回帰である。第一の課題は、各部門は緊急対策を実施し、5%以上の売上高経常利益率を確保すること。第二の課題は、将来を担う「機能商品」事業の更なる強化・育成が挙げられる。最後に第三の課題は、「第二期ビニル・イソシアネート・チェーン」関連プラントの収益力向上を図ること。非常事態であるからこそ、安全・安定操業を大前提に、グループの総力を結集し、将来に向けての発展の礎を築いてもらいたい。

 以上のように当社が抱える課題は多く、厳しい年頭の辞になったが、目先の変動に一喜一憂せず、冷静に、着実に対応していくことが今こそ求められている。各自課題に果敢に挑戦し、伸び伸びと成長し進化してゆこう。