電解二酸化マンガン
特徴
電気分解により得られる高純度二酸化マンガン。低不純物、微細で均一な形状。
用途
主にアルカリ乾電池の正極材に使用。またリチウムイオン二次電池の正極材(マンガン酸リチウム)の原料としても使用されている。その他用途としてフェライト原料、酸化剤としても使用される。
生産体制
東ソー日向(株)およびTosoh Hellas A.I.C.にて生産。
グローバル体制
日本及びギリシアで生産することで世界中の顧客に供給中。なお、両社の製品は同一な品質を有しており、BCPにも対応。
社会貢献
・アルカリ乾電池に使用され、日常生活を下支え。
・リチウム一次電池に使用され、医療機器や計測機器のIOT化に貢献。
・リチウム二次電池に使用され、エネルギーの安定的な使用に貢献。
電解二酸化マンガンの物性値(代表例)
アルカリ乾電池用(代表例) (%)
有効酸素(MnO2として) | 91.0以上 |
---|---|
H2O | 2.0以下 |
Fe | 0.02以下 |
Cu | 0.0005以下 |
Pb | 0.0009以下 |
PH | 5-6 |
-200mesh(Dry sieve) | 80以上 |
リチウム二次電池 正極材用(代表例)
D10(μm) | 10 |
---|---|
D50(μm) | 26 |
D90(μm) | 45 |
Mn(%) | 60 |
S(ppm) | 3,500 |
Na(ppm) | 300 |
Fe(ppm) | 30 |
Cu(ppm) | < 1 |
Zn(ppm) | < 1 |
Pb(ppm) | < 1 |
製品ラインナップ
- アルカリ乾電池向け
- リチウム一次電池向け
- リチウム二次電池向け
- その他用途向け